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スネアドラムにリバーブ掛けたい [楽器・機材]

 いろんな楽曲を聴いていると、スネアが 「ズダァーーーーーンンン」 って長くて広がりのある余韻を伴って鳴ることがありますね。クローズドリムショットも 「カァーーーーーーンンン」 って。こういうリバーブ(残響)効果を、簡単にやりたいな、と。

101224.jpg こういった効果(エフェクト)は、エレキギター用の足元エフェクターなどを除いては、基本的に音響屋さん(PA)の領分です。マイクで拾った音にリバーブを掛ける場合、右図のようなミキサーを経由するなどして効果を掛けます。
 ライブハウスなら、「○○の曲はリバーブ深めでお願いします」 とセットリストに書いてPAに渡せばよいのですが、曲の途中から入れたいとか、機材持ち込みでそもそもPA担当者がいないとか、自分でON/OFFしたいというケースもあると思います。
 ストリートライブだったりすると、ACコンセントさえ確保できないなんてこともあるかもしれませんね。
101224-2.jpg そこで思いついたのがエレキギターのコンパクトエフェクター。これなら足で簡単に切り替えられます。(例 BEHRINGER DR-400)
 ところが、マイクはエレキギターに比べて音量レベルが小さくて、そのままではギター用エフェクターに適合しません。
 音が小さすぎて聞こえなかったり、無理に大きくしても "サー" というノイズに埋もれてしまったり。まずは、マイクの信号をエレキギター並に増幅するマイクプリアンプが必要ですが、そのマイクプリアンプもまたAC電源が必須だったり・・・
 電池駆動対応のものもあるにはあるのですが、値段やら電池の管理やら・・・

101224-4.jpg 他に何か良い方法は無いかと調べていて、マイクロフォントランスフォーマーというものを見つけました。
 これは入力信号のインピーダンスを 600Ω から 50KΩ に変換をします。これを使うと、マイク信号は 『音は大きいけど相手に伝える力が弱い』 というエレキギターのような特性になります。副作用で、音量も大きくなります。
 詳細はこちらの記事を参照していただくとして、調べてみたところ上の CLASSIC PRO ZXP212 で 20dB 稼げますから、実用レベルになります。マイクケーブル(両端キャノンタイプのケーブル)とエフェクターの入力ジャックとの間に挟めば準備完了、音だしテストして・・・ OK、バッチリです!
HOSA MIT176 なら更に 4dB ほど稼げます。感度の高いマイクと組めば普通に使えるレベル。

[スネアドラムに取り付ける場合の機材例 合計8,730円]
K&M 24030 (ドラム用マイククランプ)
CLASSIC PRO CM8DR (ドラム用マイク)
CLASSIC PRO MIX015 (マイクケーブル XLR-XLR 1.5m)
CLASSIC PRO ZXP212 (マイクロフォントランスフォーマー)
BEHRINGER DR-400   (リバーブエフェクター)
CLASSIC PRO CPP050 (エフェクターからPA等に送るためのシールド 5m)

応用例: ギターアンプのクリーンチャンネルを、ボーカルアンプ代わりに使うなんてのもアリかも。
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