Floor Tom! [ドラム]
エクスクラメーション(!)シリーズ、その3はこれです! フロアタム買っちゃいました。フロアタムというのは客席から見てドラムの左端にあって、叩くと「ドォーン」という低い音が鳴る太鼓です。ドラムセットの中では多くの太鼓の中の一つに過ぎませんが、今回はそのフロアタムが主役です。
TAMA のミドルクラスのドラムシリーズ、Superstar Custom の SLF14D/COF というもので、下に行くほど薄くなって木目が透けて見える青のグラデーションカラーです。でも、この色生産完了だそうで...
サイズは 14×14 インチです。
他の太鼓はないのか、って? ええ、当面はこいつだけ。他には Snare! のエントリーで紹介した Gretsch 君だけです。
今回は、彼とコンビを組みます。
フロアタムには3本の脚があります。このうちの1本の先端に TAMA MC5 コンパクトクランプという部品を取り付け、さらに L-ロッド を介して、Gretsch のスネアを固定します。
なんだかいっぱいくっついているように見えますね。関節が3つあるので、ある程度自由に調整することができます。
・フロアタムのレッグを挟んでいるところで
高さと水平方向の回転を、
・その左側のラチェット部で前後の傾きを、
・上部の L-ロッド が固定されているところで
左右に首を傾けることができ、前後方向に
平行移動できます。
叩くと揺れるのは、仕方がないですね。
キックペダルは逆向き仕様です。Pearl P-120P というペダルを改造しました。
普通のドラムペダルはフットボードを踏むとビーターが前に動きますが、これはパーツを組み替えてあって、踏むとビーターが上に動きます。これで、フロアタムの底のヘッドを叩くわけです。
スネアと同じ様にコンパクトクランプでシンバルブームを取り付けてライドシンバルを乗せ、、左にハイハットスタンドを置いて、最後にミュート用の丸座布団を中に放り込んで完成。
えっ、『なんなんですかこれは』 って? こういうのをカクテルドラムなんて言います。お客さんは全員立ったまま、ステージも無いような小さなクラブで演奏する場合、通常のドラムセットだとお客さんから見えないし、だいいち邪魔だということで、コンパクトで立ったまま演奏できる特殊なドラムが生まれたんです。それがカクテルドラム。背が高くほっそりとしたシェルにシャンパンカラーの煌びやかな外見、ちょこんと取り付けられた小径スネアが、カクテルを注いでレモンを乗せたグラスのようだったから、とか。
※ ただしこのセットは背が高いものではないので、普通に椅子に座って演奏します。
しかしスネアドラムが存在感ありますねー。12インチしかないんですけどね。
TAMA のミドルクラスのドラムシリーズ、Superstar Custom の SLF14D/COF というもので、下に行くほど薄くなって木目が透けて見える青のグラデーションカラーです。でも、この色生産完了だそうで...
サイズは 14×14 インチです。
他の太鼓はないのか、って? ええ、当面はこいつだけ。他には Snare! のエントリーで紹介した Gretsch 君だけです。
今回は、彼とコンビを組みます。
フロアタムには3本の脚があります。このうちの1本の先端に TAMA MC5 コンパクトクランプという部品を取り付け、さらに L-ロッド を介して、Gretsch のスネアを固定します。
なんだかいっぱいくっついているように見えますね。関節が3つあるので、ある程度自由に調整することができます。
・フロアタムのレッグを挟んでいるところで
高さと水平方向の回転を、
・その左側のラチェット部で前後の傾きを、
・上部の L-ロッド が固定されているところで
左右に首を傾けることができ、前後方向に
平行移動できます。
叩くと揺れるのは、仕方がないですね。
キックペダルは逆向き仕様です。Pearl P-120P というペダルを改造しました。
普通のドラムペダルはフットボードを踏むとビーターが前に動きますが、これはパーツを組み替えてあって、踏むとビーターが上に動きます。これで、フロアタムの底のヘッドを叩くわけです。
スネアと同じ様にコンパクトクランプでシンバルブームを取り付けてライドシンバルを乗せ、、左にハイハットスタンドを置いて、最後にミュート用の丸座布団を中に放り込んで完成。
えっ、『なんなんですかこれは』 って? こういうのをカクテルドラムなんて言います。お客さんは全員立ったまま、ステージも無いような小さなクラブで演奏する場合、通常のドラムセットだとお客さんから見えないし、だいいち邪魔だということで、コンパクトで立ったまま演奏できる特殊なドラムが生まれたんです。それがカクテルドラム。背が高くほっそりとしたシェルにシャンパンカラーの煌びやかな外見、ちょこんと取り付けられた小径スネアが、カクテルを注いでレモンを乗せたグラスのようだったから、とか。
※ ただしこのセットは背が高いものではないので、普通に椅子に座って演奏します。
しかしスネアドラムが存在感ありますねー。12インチしかないんですけどね。
はじめまして!!
今、自分のやりたい事をやられている方がいらっしゃて本当に勉強になりました。有難う御座います!
興味深いですね〜
お聞きしたいのですが、
〜普通のドラムペダルはフットボードを踏むとビーターが前に動きますが、これはパーツを組み替えてあって、踏むとビーターが上に動きます。これで、フロアタムの底のヘッドを叩くわけです。〜
このパーツの組み替えというのは比較的簡単に出来るのでしょうか?必要な物があるのであれば是非、教えていただきたいです!!
by NO NAME (2008-09-22 22:40)
名無しさんこんにちは。改造は特に難しいことはありません。
改造のベースはこの Pearl P-120P、あるいはその前の世代くらいの Pearl のキックペダルがお勧めです。なぜかというと、ビーターを保持するパーツとチェーンホイールとが別パーツになっていため、フットボードの角度と独立してビーターの角度を調整(60°単位)できるからです。ベースプレートがあると単体でも自立しますし。
必要な工具は、六角レンチのセット、ペンチ、ドライバー、ドラムキー。
チェーンを一度フットボードからはずす必要がありますが、チェーンのフットボード端についているクリップを紛失しないように気をつけて外します。その後反転させて取り付けますが、填める瞬間にどっかに飛んでいかないようにご注意ください。
P-120P ではフットボードの位置を3段階に調整できますが、手前側にセットしています。
頑張ってくださいね。
by tak (2008-09-26 10:38)
詳しく教えて下さって有難う御座います!!
本当に参考になります。
これからも色々と教えていただきたいです。
by NO NAME (2008-09-26 23:29)
takさん
こんばんは。
教えていただいてからあれこれフットペダル改造に励んでいるのですが、未だビーターが上向きに動いてくれません。
私はPearl P-62というキックペダルで改造を試みているのですがもしかしたら、このモデルだと改造は出来ないのでしょうか?
by NO NAME (2008-10-08 23:36)
NO NAME さんこんばんは。
P-62 というのが分からなくてお返事できなかったのですが、SOUNDCHECK シリーズのドラムセットの付属ペダルなんでしょうか。持っていませんし、パーツリストもWebに掲載されていないため、残念ですが、可能かどうかも含めてお答えできません。
ともかく、シャフトそのものは通常単なる6角形の棒でしょうから、そのシャフトからビーターを支える部品、ビーターホルダーと、チェーンが付いているホイールを取り外さないといけません。直径数mmの小さな黒い穴がありませんか? そこに2mmとか3mmとかの細い六角レンチを差し込むと、かっちり合うサイズがあるはずです。サイズが合えば、緩める方向に半回転ほど回すだけで、左右に動くようになるはずです。穴がなく、継ぎ目もなく一体成型で鋳込まれているようならあきらめてください。
by tak (2008-10-14 01:03)
takさん、こんばんは。
何とか改造を終える事が出来ました。ご丁寧にお教え頂き誠に有難う御座います。
質問ばかりで申し訳御座いません。
この動きのペダルでプレイされる場合、takさんはペダルを固定されていたりするのでしょうか?
ものは試しで簡単にガムテープで固定してみたのですが案の定、安定せず困っておりました。
YAMAHAのカクテルドラムキットのような感じで固定するということは可能なのでしょうか?
by NO NAME (2008-10-22 02:36)
こんばんわ。
せっかくですから、何か「お名前」付けてくださいませんか? :-)
> 案の定、安定せず困っておりました。
私が P-120P をお勧めしている一番の理由が、そこです。
アンダープレートがありますから、完全に自立します。
あとは動かないようにカーペットを敷くとかするだけです。
とりあえずアンダープレートがないのは仕方ないですから、
1) カクテルドラムのペダル固定パーツを取寄せ購入(高い)
2) ホームセンターで売っているL字チャンネル(棒)、木片、
タイラップなどを組み合わせて、簡易的な固定パーツを
作ることはできます。(安価)
一生懸命考えて工夫してください。それが貴方の、知恵の
引き出しになります。
by tak (2008-10-23 23:59)