PCオーディオ環境 と 鎌ベイアンプ [パソコン・AV]
パソコンで動画を見たり MP3 オーディオを聞いたりする人は多いですが、再生環境はどうでしょう?
「パソコン用スピーカーは音質がねぇ。」 そう思う人も多いはず。今回はそんなPCでオーディオするパーツ、鎌ベイアンプ のお話です。
私はデスクトップパソコンに Edifer R1800AT というスピーカーを使ってます。まぁそれなりに鳴るんですが、一生懸命 CD をリッピングして MP3 データが溜まってきて使用機会が増えると、スピーカーの音が物足りなくなってきました。より高級なアクティブスピーカーにはどうも食指が動きません。そして手持ちのスピーカーを活用できないかな... と考えるようになりました。
そうするとアンプが必要なのですが、オーディオ用アンプとなると最低でも2万円やそこらを必要とし、重く、場所も取り、電源も連動してくれないなどデメリットが目立ちます。
PC内蔵アンプもありましたが、無意味な真空管※ とか、オペアンプIC 1個だけの回路だとか、とても候補にならなかったのですが、先ごろ Scythe から発売された 鎌ベイアンプ SDA-1000 にはちょっと期待を寄せています。 (いや、過度な期待はしてませんよ。私程度の耳に適えばいいんです。)
鎌ベイアンプ はパソコンの5インチベイに内蔵、あるいは単体で使うことができるアンプで、ボリューム一つのシンプルな造り。しかし YAMAHA のデジタルアンプIC YDA138 を搭載していて6千円前後と、これなら試す価値はありそうです。デジタルアンプはカーオーディオなどで多用される低消費電力・低発熱のアンプで、たとえば同様の TA-2022 というICは音も良いと注目されています。
スピーカーは別に用意する必要がありますが、我が家には大型スピーカーの JBL JRX115、中型の ONKYO Liverpool D-200Ⅱ、小型の ONKYO D-052A があります。買うにしても、中古のミニコンポ用スピーカーなら安く手に入りますし。
というわけで、さっそく 鎌ベイアンプ オーダーしました。近くレビューを掲載したいと思います。
※ 真空管の存在が無意味だと言っているのではなく、三極真空管(双真空管でないもの) 1本だけで何するんですか? という話です。噂によると「ぽーっと光る」ためだけに使っているとか...
ICアンプも真空管アンプも、その製品自体の個性が大事かと思いますね。
そっち系のエンジニアとしてデジタルのよさも理解しているし、ドラムを始めてから興味を持ったアナログもいいものがあるし。まあ、この課題は100年後ぐらいには収束しているかもしれません(笑
by (2007-11-08 22:18)
> まあ、この課題は100年後ぐらいには収束しているかも
いやぁ、本当に "正確な再生" ができるようになっても、味だの暖かみだのを追求する "オーディオの音造りの世界" は、残っていそうですね。
ただ、その頃は「モデリングで如何に模倣するか」が争点になっているかもしれません。
件の真空管アンプ"もどき" は、5インチベイ搭載型のステレオアンプに、アンプの回路とは全く無関係に1本の真空管を載せて Tube Sound を謳うという、まったく購買者をナメた商品があったのです。(^-^;
by tak (2007-11-09 16:33)